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【9/13発表】トルコリラの金利と見通し

2019年3月4日

トルコリラが暴落して痛手を負う人が多い中、エルドアン大統領がかなりの強行策に出ました。

自身をソブリン・ウェルス・ファンドの会長に任につき、管理職全員解雇したという目を疑うような報道です。

日本ではありえない力技ですが、強権体制のもとであればこういうことも可能なのかと少し寒気もするニュースです。

しかし市場は、このニュースが出てから反発。トルコリラの価格も久しぶりに回復して値上がりの兆しを見せています。

これに加え、日本時間2018年9月13日20時頃にトルコの中銀政策金利が発表されます。

このことを踏まえ、トルコの金利と今後の見通しを考えてみたいと思います。

トルコの金利は上がるのか?

トルコリラの現在の金利と格付けは以下のようになっています。

エルドアン大統領がかたくなに金利の上昇を拒否してきましたが、その後もインフレが続き、予想以上の速さでインフレ率が上がったため、政策決定会合の場で金融政策の方針を変えると発表がなされました。

8月の消費者物価が前年の8月と比べると18%も上昇しているとなると、政策金利を上げざるを得ない状況なのでしょう。

この物価指数から計算すると、政策金利は少なくとも4%以上はあげないと効果が薄いことになります。つまり大幅な政策金利の利上げになる可能性があるのです。

政策金利の推移から見てもおそらく過去最大になる可能性があります。

ここからは筆者の予想になりますが、おそらく政策金利は20%まで上がるのではないかと考えています。

トルコ中央銀行がどこまで大幅な利上げに踏み込めるかが大きなターニングポイントになるはずです。これを考えると明日の発表は見逃せません。

しかしエルドアン大統領が何をやらかすのか・・・

自分を会長にして管理職全員を解雇してしまう人なので不安があるのも事実です。

さすがにエルドアン大統領も利上げを承認するとは思いますが、もしエルドアン大統領が利上げを拒否した場合、更なるトルコリラの下落が考えられます。

それは何とか避けて欲しい!

急に愚痴みたいになりますが、トルコ政府、と言ってもエルドアン大統領なのですが、もう少しトルコ中央銀行に金融の政策面はまかせて、諸外国への対応や経済政策などは政府がしっかりと舵取りする方向にしてほしいものです・・・

トルコリラの今後の見通しは?

個人的にトルコの人はとても辛抱強いイメージがあるのですが、さすがにこれ以上のインフレは黙ってはいないような気がします。

トルコリラの今後を占う上でも、エルドアン大統領今後を占う上でも、明日(9月13日)のトルコ中央銀行の発表がキーになるはずです。

政策金利が上がることは一概に良いとは言えませんが、今回は個人的にも上がって欲しいと言う希望があります。

仮に政策金利が十分に上がった場合、スワップポイントを狙ったトレードを行なっている人にとっても、為替差益で利益を上げる人にとっても良い結果が出るはずです。

おそらく発表前は相場が荒れる可能性がありますが、エントリーする場合には情報見ながら十分に注意してエントリーしましょう。

トルコリラのスワップポイントを狙うには?

個人的には政策金利が上がってほしいという強い期待感がありますが、金利が上がった場合、FX会社によってスワップポイントも大きく変動する可能性があります。

このタイミングを機にどこのFX会社がいいか一度見直しでもいいかもしれません。

トルコリラを扱っている、トルコリラのスワップポイントが高いFX会社を比較しているページがあります。

ほぼリアルタイムで情報提供していますので是非参考にしてみてください。

まとめ

現在のチャートを見ると(9月12日)、トルコリラ円は17円44銭で取引されています。おそらく18円台まで値上がりすると考えられますので、発表前のどのタイミングでエントリーするか・・・

上手にエントリーできればもしかしたらトルコリラでの金利生活に一歩近づく可能性もありますね!