【スワップ人気】豪ドルの今後の見通しとスワップ金利で生活できるか検証!
国の信用格付けAAA(トリプルエー)で、安全度、信用度は群を抜いて高い上に、スワップ金利も高い人気の通貨豪ドル(AUD)。
初心者にとって、スワップポイントで儲ける際にこれ程安心して買える通貨も少ないです。
ただ、最近スワップ金利が少し下がってきている経緯があります
人気の豪ドルの今後の見通しや、チャートから豪ドルでスワップポイント生活できるか調査しました。
豪ドル/円(AUD/JPY)のリアルタイムチャート
高スワップ金利のトルコリラに関してはこちら
南アフリカランドに関してはこちら
豪ドル(Australian Dollar)通貨とオーストラリアの現状は?
治安も良く、観光名所もたくさんあるオーストラリア。
日本人の旅行先としても人気で、最近では西(パース)の方も人気が出ていると聞いています。
動物で言えば、コアラ、カンガルー、タスマニアデビルと、テレビでも有名どころが勢揃い(笑)
観光名所で言えば、ウルル(前エアーズロック)などは有名ですよね。
意外に親日で、個人的にも悪い印象が無い国です。
ただ、経済に関しては意外に知らない人が多く、多民族国家ならではの特徴もあったりします。
今後の豪ドルを判断する上でも重要な面を持ちますので、基礎情報からしっかりみていきましょう。
基本情報
国名 | オーストラリア連邦(Commonwealth of Australia) |
---|---|
面積 | 769万2,024平方キロメートル(日本の約20倍) |
人口 | 約2,460万人(2017年) |
首都 | キャンベラ(Australian Capital Territory) |
民族構成 | アングロサクソン系等欧州系が中心。その他に中東系、アジア系、先住民など |
宗教 | キリスト教が多いが無宗教も多い |
言語 | 英語 |
主要産業 | 不動産業、鉱業、農業、金融・保険、観光業 |
通貨 | ドル(Dollar)※通貨表記はAUD |
GDP | 約154兆円※2017年 |
国債格付け | ムーディーズ:Aaa / S&P:AAA / フィッチ:AAA |
経済成長率 | 2.27%※2017年 |
政策金利 | 1.50% |
オーストラリア経済の最大の魅力は、過去25年間、連続してGDPのプラス成長を続けてきました。
国トップが変わっても、GDPが成長し続ける事は稀で、以下に好景気が続いているかがわかります。
また、オーストラリアの一人当たりGDPは、日本より高い51,8501ドル(日本は38,917ドル)で、裕福である事もわかります。
オーストラリア経済は、農業(小麦や羊毛、肉など)や素材(鉄鉱石、天然ガス、石炭など)といった一次産業が大きな経済の軸になっています。
しかし、最近オーストラリアの景気の軸であった「資源ブーム」「住宅投資ブーム」は終わったと言われ、伸びが鈍化しています。
また、中国経済とも密接に関わっているので、中国の経済事情に影響を受けて上下しやすいのが特徴です。
それでも、実質国内総生産が増え続けているのは本当に凄い事なのです。
他にも以下のような事が、オーストラリア経済を支えていると言われています。
オーストラリア経済の発展理由
- 銀行等の金融機関の規制緩和
- 労働市場の改革に成功。失業率の低下を実現・維持している
- 移民政策等による国内人口の増加
- 資源や鉱山の需要
- 観光事業の拡大
多方面での経済の柱がある為、2008年のリーマンショックでも諸外国よりインパクトが少なく、安定した経済成長ができていると考えられています。
国債格付けでもAAA(トリプルエー)を維持している理由がよくわかりますね。
オーストラリアの失業率
リーマンショック以降、失業率が急激に上昇したのち、2015年にかけてダラダラと上げ下げがありますが、2015年から下がり続けています。
これは、人口増加に伴う雇用が拡大傾向になっている事が考えられます。
雇用の改善はさらなる景気安定にかかせませんので、スワップポイントの継続的な獲得の為にも、このまま右肩下がりでお願いしたいものですね!
オーストラリア連邦のGDP成長データと予測
先程から出ているGDPのデータです。
2000年からのGDP成長と見通しをデータ化したものです。単位は10億ドル(豪ドル)です。
キレイな右肩上がりになっています。急激な上昇など見られず着実に上がっている感じです。
ところが、USドルで見ると、チャートは違っています。
リーマンショックの時も下がるのですが、下がり幅は少なく急激に成長しているのが伺えます。
リーマンショックで外貨建てでもこの下がりしかないのは凄い事です。反発も素晴らしい。
その後2015年までの下落は資源価格の下落の影響です。
資源大国なのでこの辺りの影響は出やすいのですが、それでもGDPが回復している事は大きなポイントです。
豪ドルのリスク
様々なデータをみると、豪ドルには非がないように見えます。
これほど安全な通貨も珍しいので、スワップポイントも長期で獲得し続ける事も可能なはずです。
今の所差し迫った不安要素は、正直ありません。
あえて不安材料としてみるなら、以下のようなものがあるので把握しておくといいでしょう。
資源価格の下落
オーストラリアは言わずと知れた資源国家です。特に鉱物と燃料が全体の6割を占めています。
資源高騰が追い風になり、急激に景気を上がったのですが、ここ最近の下落がオーストラリア経済に響いています。
今後も資源価格で大きく変動する可能性があるので要注意です。
中国経済からの影響
オーストラリアの1番の貿易国は中国です。
この中国の経済の減速は、オーストラリア経済にも大きく響いてきます。
後に説明するオーストラリアの政策金利の引き下げは、この中国経済からの煽りを受けたせいもあります。
中国の経済情勢は世界規模ではあるので仕方ないのですが、これからも注視する必要があります。
豪ドルのスワップポイントの推移
実は、1番気になるのはこの豪ドルのスワップ金利。
以前と比べてみると、大分下がっているのです。
豪ドルの金利推移
最大で7.25%あった政策金利ですが、現在は1.50%まで下げています。
そして今年2018年に始めて米ドルの金利に追い抜かれました。(米2.0%)
ここまで下がると、高金利のメキシコペソや南アフリカランドより見劣りしてしまいます。
しかし、安心だけで見れば群を抜いているので、安心して保有できるのは事実です。
あなたはハイリスク・ハイリターンを狙いますか?それともローリスク・ミドルリターンを狙いますか?
それによっても意見は分かれる所です。
しかし!ここで朗報が!
どうやら豪ドルが金利を上げるのではないか?という話があります。
世界経済の若干の回復に伴い、豪州経済回復の兆しが見えているからです。
2018年後半〜2019年には、金利上げに踏み切る予想も。
大いに期待したい所ですね!
どれくらいのスワップポイントが貰えるか知りたいなら、以下のページに計算ツールがあります。
あなたが使うFX会社の金利などを入れて計算してみましょう。
豪ドル/円の3年間チャート
過去3年間の豪ドル/円の価格変動のチャートです。2024年10月14日現在も変動していますので必ず、各FX会社で確認してください。
2016年中期に向け下げ続け、後半から劇的に回復傾向にあります。
主な原因は、資源価格の下落とトランプ大統領の就任です。
俗にいう「トランプショック」というもので、一時的に各銘柄が値下がりしました。
しかし、その後銘柄の価格が大きく上昇。その流れで豪ドルの為替レートも回復しています。
現在は、若干下げていますが安定している状態です。
為替損益を狙う場合は、今後も少し上下する可能性があるのでうまく見極わめて売買するといいでしょう。
豪ドルはやはり安心の通貨
豪ドルでのスワップポイント狙いは、やはり安心感が違います。国の情勢も安定していて、資源大国という大きなメリット。
資源価格や中国情勢などに左右されやすいところがあり、その辺りは注意が必要です。
しかし、差し当たってのマイナス面はそれほど見当たらないのがこの通貨をおすすめする理由です。
初心者でも比較的安心してスワップ金利を狙えるはずですので、実践してみてはいかかでしょうか?
豪ドルのスワップポイントおすすめFX会社
安心で今後も期待できる豪ドル。
豪ドル扱うFX会社も多く、情報もつかみやすくなっています。
そこで、豪ドル/円のスワップポイントの取り扱いがある、おすすめのFX会社を紹介しますので、自分にあったFX会社を選んでみてくださいね。
みんなのFX |
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会社名 | トレイダーズ証券株式会社 |
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評価 | |
信託保全先 | 三菱UFJ信託銀行 |
スプレッド | 米ドル/円 0.2銭(原則固定) 豪ドル/円 0.6銭(原則固定) トルコリラ/円 1.6銭(原則固定) など |
主なスワップポイント |
トルコリラ/円 {{data.tryみんなのFX}} メキシコペソ/円 {{data.mxnみんなのFX}} 南アフリカランド/円 {{data.zarみんなのFX}} |
取引手数料 | 0円 |
口座管理手数料 | 0円 |
通貨ペア数 | 27 |
最低取引通貨単位 | 1千通貨単位 |
最大レバレッジ | 25倍 |
自己資本規制比率 | 367.6% |
キャンペーン | 新規口座開設で最大で50,000円キャッシュバック |
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SBI FXトレード |
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会社名 | SBI FXトレード株式会社 |
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評価 | |
信託保全先 | みずほ信託銀行、FXクリアリング信託 |
スプレッド | 米ドル/円 0.27銭 南アランド/円 0.99銭 トルコリラ/円 4.8銭 など |
主なスワップポイント | トルコリラ/円 {{data.trySBIFXトレード}} 米ドル/円 {{data.usdSBIFXトレード}} 南アフリカランド/円 {{data.zarSBIFXトレード}} |
口座管理手数料 | 0円 |
通貨ペア数 | 26 |
最低取引通貨単位 | 1通貨単位 |
最大レバレッジ | 25倍 |
自己資本規制比率 | 1,468.8% |
キャンペーン | ・1口座当たりのキャッシュバック金額は最大で50,000円 |
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GMOクリック証券(FXネオ) |
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会社名 | GMOクリック証券株式会社 |
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評価 | |
信託保全先 | 三井住友銀行、みずほ信託銀行、三井住友信託銀行、日証金信託銀行 |
スプレッド | 米ドル/円 0.2銭(原則固定) 豪ドル/円 0.7銭(原則固定) ポンド/円 1.0銭(原則固定) 南アランド/円 1.0銭(原則固定) トルコリラ/円 1.7銭(原則固定) ユーロ/円 0.5銭(原則固定) NZドル/円 1.2銭(原則固定) など |
主なスワップポイント | トルコリラ/円 {{data.tryGMOクリック証券FXネオ}} 米ドル/円 {{data.usdGMOクリック証券FXネオ}} 南アフリカランド/円 {{data.zarGMOクリック証券FXネオ}} |
口座管理手数料 | 0円 |
通貨ペア数 | 20 |
最低取引通貨単位 | 1万通貨単位 |
最大レバレッジ | 25倍 |
自己資本規制比率 | 386.4% |
特典 | はじめてFX口座を開設すると最大30,000円のキャッシュバック |
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FXプライム byGMO |
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会社名 | 株式会社FXプライムbyGMO |
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評価 | |
信託保全先 | みずほ信託銀行 |
スプレッド | 米ドル/円 0.6銭 南アランド/円 3.0銭 メキシコペソ/円 1.9銭 など |
主なスワップポイント | トルコリラ/円 {{data.tryFXプライムbyGMO}} メキシコペソ/円 {{data.mxnFXプライムbyGMO}} 南アフリカランド/円 {{data.zarFXプライムbyGMO}} |
口座管理手数料 | 0円 |
通貨ペア数 | 20 |
最低取引通貨単位 | 1千通貨単位 |
最大レバレッジ | 25倍 |
自己資本規制比率 | 642.9% |
キャンペーン | 現在なし |
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ヒロセ通商(LION FX) |
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会社名 | ヒロセ通商株式会社 |
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評価 | |
信託保全先 | 三井住友銀行 |
スプレッド | 米ドル/円 0.3銭 南アランド/円 1.0銭 メキシコペソ/円 0.4銭 など |
主なスワップポイント | トルコリラ/円 {{data.tryヒロセ通商LIONFX}} メキシコペソ/円 {{data.mxnヒロセ通商LIONFX}} 南アフリカランド/円 {{data.zarヒロセ通商LIONFX}} |
口座管理手数料 | 0円 |
通貨ペア数 | 50 |
最低取引通貨単位 | 1千通貨単位 |
最大レバレッジ | 25倍 |
自己資本規制比率 | 516.3% |
キャンペーン | ・鯉のぼり最大50,000円キャッシュバックキャンペーン ・LIONラーメンプレゼントキャンペーンなど ※期間限定キャンペーンは公式ページの「キャンペーン情報」個所で要チェック キャンペーン一覧の確認はこちら |
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まとめ
豪ドルはこれからも注目したい通貨の一つ。
金利が高い通貨は魅力ではありますが、リスクが高いのが怖い所ですよね。
安心という点でみれば豪ドルは本当に質のいい通貨といえるので、通貨に迷ってるなら初めてみては!?
少し大きな変動もありそうですが、情報には気をつけてスワップポイントを狙ってみてくださいね!